先日、「古武術の発見」と
いう本の中で、
ほほう、と思うことがあった。
ちょっと、ざっくりと
抜粋しながらであるが、

「技があるていどできるかどうかは、
一人稽古を義務感なくできるかどうか
というのがひとつのポイントになります。
一人稽古というのは、
だんだん自分が乗ってきたところで、
最高に盛り上がる手前でやめないと、
翌日とか次の稽古までの間に
ずうっと情熱がつながっていかないんです。
ところが、この盛り上がる手前で
やめるというのが、
未熟なうちはなかなかできない。」

とのことである。

ぼくが詞を書くときは、
ほとんど書くイメージが
盛り上がった手前で、
風呂に入ったり、
一服してみたり、
よくしていたことを
思い出した。

思い出したと書いたが、
今もだいたいそうかな。

「ま、できるな」
と思ってのことだが、
ま、当たり前だが、
出来上がるわけも
ないのである。

これは、もっと未熟である。
というのが、分かった。
技を磨くには、
情熱をつなげないとね。