昨日の夜は、
わんさか、わんさか、
雨がふるものですから。

傘をさす私にも、
がんがん、ぶつかってくるものですから。

「このやろう」 
と思い、
ビニール袋を手に、
雨をその中に、
つかまえてやろうと思い、
歩き回ってやりましたわ。


おかげで、
ビニール袋には、
湯のみ一杯程度の雨を
つかまえてやりましたわ。

ところが、
ビニール袋の中に入れていた
わたしの晩御飯のおかずと、
雨は仲良くしており、
わたしの鯖の煮込みにいたっては、
泳いだ風でご満悦でしたわ。

雨は、
だれかとだれかを
仲良くするのかもしれませんね。